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ホーム > 稲庭うどんが出来るまで
1日目
1昼夜寝かせておいた塩水を用意します。小麦粉に、その塩水を加えて混ぜ合わせます。 だいたい混ざった後に、手練りを行い、大きな団子のような形になるまで練り合わせます。 1時間ほど置いてから、さらに練り返し(二度練り)ます。そうしているうちに、だんだん 熟成してきます。その後、木枠に入れて、夕方5時〜翌朝5時まで、約12時間熟成させます。
2日目
熟成させたうどん生地を台にのせて、打ち棒で平らにした後、打ち棒をあてて、約3センチ 幅に、めん線切り出しを行います。この後、台の上で、打ち粉を使って転がし、麺がくっつ かないようにします。他の手延べ麺では、麺がくっつかないように油を使うところもあるよ うですが、当店では、打ち粉のデンプンを使うのみですので、油を一切使用しません。 そうして転がした麺は、小巻(渦巻き状)にして容器の中に入れます。その後、うどん生地 でいっぱいになったその容器を密閉し、積み重ねて、また翌朝まで熟成させます。
3日目
小巻きにして、一晩熟成させた生地を、一本一本両手でもむように(縄綯いのように)して、 「より」をかけ、30センチほど間を置いた2本の棒に、交互にかけていきます。「より」を かけ八の字にあやがけしていくことによって、くっつきを防げますし、のばした時に、均一で 美しく、またコシも出てくるのです。2本の棒に「あやがけ」したまま木箱を移し、つるすよ うにして、またしばらく熟成します。 麺を熟成させたあとに、また台にのせ、打ち粉をふって延ばし、麺を棒でつぶし(平らにし) さらに熟成のためにねかせます。次に、専用の竿に、のれんのようにかけます。そして、麺を 手で引っ張りながら、延ばしていきます。ここでも、打ち粉だけを使って延ばします。油や添 加物は、一切使いません。 外気、麺の湿度によって、職人は、次の作業のタイミングを見極めなければいけません。また、 当店では、ロット毎に担当者名をつけて、品質の管理も行っています。延ばしの作業に おいて は、どの職人も、稲庭うどんと対話しながら、行っています。稲庭うどん自身が、そ の時々の 外気などを感じて、職人の手に語ってくるのです。 延ばしが終わると、乾燥に入ります。早朝からの、あやかけ→熟成→つぶし→竿がけ、という 流れは、翌朝まで乾燥で終わるのです。
4日目
乾燥室では、小麦粉の香りが漂います。また、稲庭うどんから水分が発散されるため、天井のファン を回転させ、部屋の温度・湿度が均一になるように管理しています。しかし、最終的には、職人が、 外気の状態を見ながら、乾燥を仕上げます。職人の技、感覚の見せどころです。乾燥したうどんは、 竿からていねいにはずします。持ち方、力の加減を誤ると、折れてしまいます。その後、専用の裁断 機にのせて、均一な長さで切ります。 切断後、選別を行い、袋詰→測量→金属探知機→商品検査という流れで終わります。
毎朝の仕事
稲庭うどんとの対話も、そこから生まれてきます。当店では、おかげさまで、若い職人が育っております。 これからも、お客様の喜びの声に後押しされながら、この技を伝えていく ことができることでしょう。 →本物の証「気泡」について