方言『〇ねね』・『〇ねばね』
普段何気に使っている方言。
お電話で応対させていただくときには極力気を付けますが、社内での伝達はもっぱら「秋田弁」。
話しやすいですし、方言ならではの表現がありまして、自身の気持ちを伝えやすいので何かと便利です。
今日は私達が使っている方言についてご紹介します。
「〇ねね」
〇の部分には一文字ずつ入るのですが、「~しなければいけない」という意味合いです。
「かねね(食べないといけない)」・「こねね(来ないといけない)」・「さねね(しなければいけない)」・「いねね(居なければいけない)」・「みねね(見なければいけない)」・「ねねね(寝なければいけない)」・「けねね(物をあげないといけない)」
ひらがな一文字変わるだけで、意味が異なります。
これに似た表現で「〇ねばね」という使い方もあります。
意味合いとしては「〇ねね」と同じで「~しなければいけない」。
上記をそっくり言い換えると
「かねばね」・「こねばね」・「さねばね」・「いねばね」・「みねばね」・「ねねばね」・「けねばね」
こんな感じです。
どちらも「~しなければいけない」という表現ですが、「〇ねばね」のほうが絶対にやらなければならない要素が強いです。
英語に例えるならば「have to」と「must」の違い??
ちょっと似た表現で「〇ね」があります。
これは意味が否定文に変わります。
「かね(食べない)」・「こね(来ない)」・「さね(~しない)」
響きではびっくりしてしまいますが、「しね」という表現もあります。
上記にならうと『しね=死なない』になりそうですが、残念ながら間違いです!
お肉などが筋張っていて嚙み切れない時、「これだば、しね(これは、かたい!)」という風に使います。
秋田県民歴が長くなり、時折、方言と標準語の使い分けが分からなくなるこの頃です。