中秋の名月
昨日は中秋の名月でした。皆さんいかがお過ごしでしたか。
稲庭はやや雲が多めながら、時折その切れ間からまん丸なお月様が辺りを照らしていました。
「月見の宴」とは響きが良いのですが、街灯が数メートル置きに設置され娯楽の多い現代は、月の明るさや美しさ・楽しみが昔とは異なることでしょう。古来には、ただ月を眺めるだけではなく、景色とあわせて池に映った姿を眺めるなど風情ある楽しみ方をしていたようです。
また月見の由来には、夏に収穫期を迎える作物がひと段落し、稲刈りまでの期間、稲の豊作を願う行事だったという説もあるようです。
昨夜は、寒すぎず暑すぎず時折程よい風が吹いて外で月見をするには絶好の天候でした。慌ただしい毎日ですが、何も考えず夜空を眺めながら風に当たっていると、心に栄養が行き渡るように感じられました。