秋田のがっこ（漬物）
秋田の「がっこ(漬物)」です。
写真は、茄子のお漬物です。お米のように見えるのは「麹」で、家庭によって漬け方は異なりますが、我が家では、茄子４Ｋｇに対して塩６００ｇが基本となっております。春先まで保存する場合は、少し塩分を高めして漬け込みます。
茄子の表面を軽く洗ってスライスすると、ご覧の通りの真っ白な断面でかなりの自信作です。
毎回計測して漬け込むのですが、必ずしも同じように仕上がらないのが漬物の不思議なところです。今回は成功したようです。塩分もそれ程高くありませんので、お茶受けにも最適な美味しいさです。
こちらは茄子の「花寿し」、毎年義母がたくさん漬け込んでお裾分けしてくれます。残念ながら漬け方は分かりませんが、初秋から晩秋にかけて何度も漬け返しが必要な手間暇のかかる漬物のようです。茄子の上にもち米・菊の花・鷹の爪を乗せて漬け込まれ、それぞれが存在感のある味わいとなっております。
茄子の表面の光沢、写真でもお分かりいただけますでしょうか。糖分・塩分が十分ありますので、半切れあればご飯一膳いただくことができます。
秋田には、美味しい「がっこ」がたくさんあります。大根漬けも機会があればご紹介したいと思います。