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2023.7.26

稲庭うどんから生まれたエール(発泡酒)発売!

普通に食べられるけれども、販売品にならない
製造工程でどうしても出てしまう部分を有効活用しようと、当店ではこれまで、高齢者施設などに無償で寄付を行って食事に取り入れてもらうなど、積極的に廃棄ロスを目指して取り組んでいます。


今回、廃棄をなくす取り組みの一環として、ご当地エール(発泡酒)の開発を行いました。

稲庭うどんを副原料に使ったビールや発泡酒はまだ市場にないため、開発には秋田県総合食品研究センターで事前に発酵試験と分析を行いました。
稲庭うどんの切れ端部分が糖化できるか、など試験を繰り返していただきました。

稲庭うどんは製造工程で塩を練り込んでいるため、塩分も考慮する必要があります。
秋田県総合食品研究センターの説明では全く塩気をなくす製法も可能とのことでしたが、ビールの味わいとしては珍しいこと・稲庭うどん「らしさ」を感じてもらいたいことから、ほのかな塩味を感じるテイストに仕上げる方向に決まりました。

実際の製造は、羽後町にある羽後麦酒にて行いました。
発酵試験のデータを基に、秋田県総合食品研究センター・羽後麦酒・当社にて協議し、使用する稲庭うどんの量や仕込み時期について検討。
そして、遂に完成の運びとなり、7月20日には、羽後麦酒にて瓶詰作業のお手伝いもさせていただきました。
これが、予想以上の難しさ!
お手伝いに伺うつもりが、すっかりお手間をかける結果に!

こちらで、ドキドキ初めての試飲を行いました。
味わいとしては、塩の香りが少し残り(塩辛いわけではありません。塩の香りです。)、キレがよく、程よい苦味があり、これからの暑い夏にはぴったり。


7月26日から順次発売を開始いたします。
販売店様は以下の通りです。

・湯沢市
 古舘庵様
 道の駅おがち様
 Yショップアベ様
・横手市
 スーパーモールラッキー様
 道の駅十文字様
・秋田市
 秋田県物産振興会様(秋田市アトリオン地下)

秋田を観光で訪れた皆さまにPRしてまいりたいと思います。

今回の切れ端を副原料にした発泡酒の開発が当社にとって、「廃棄ゼロ」を目指す取り組みにつながればと思っています。

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