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麺の中に気泡が含まれているので、茹で上がりの早さが特徴です。茹で時間は3分前後。乾麺のうどんは10分ほど茹でるのが一般的なところ、なぜそんなに早く茹で上がるのか。小川のうどんは、出来上がりまでに4日かける手延べ麺。５段熟成と言って、熟成に時間をかけることで麺の中に気泡が生じます。そしてしっかりと練ることによって小麦の中のグルテンが気泡の周囲を取り囲み、気泡が壊れるのを防いでくれます。この気泡が茹でた後も長時間にわたって保たれるため、細麺ながらも他の麺に比べてとりわけ強いコシとしなやかで弾力のある食感が生まれるのです。それが小川の稲庭うどん。麺にしっかりとした角が立ち、独特の舌触りの良さがあります。ハイグレードの小麦を使用しており、だからこそ感じられる豊かな香りと風味。ツルツルとした繊細な味わい、コシの強さとツヤツヤの透明感は、他の麺に類をみない味わいです。冷麺でも、温麺でもおいしく召し上がっていただけます。

暑い夏に喜ばれる、体に優しく涼しげで上品な一品。つるりとした喉ごしと、シコシコした歯ごたえをお楽しみいただけます。当店のそうめんは、４日間かけて作り上げる稲庭うどんの製法を用いており、５段熟成から生じるしなやかで弾力のある食感が特徴です。普通、手延べそうめんは、油を塗って細く延ばしますが、当店では、油を使わずに延ばします。そのため、酸化することもなく、胃にもたれることもなく、安心してお召し上がりいただけます。また、小麦の風味が損なわれず豊かに香ります。冷たいレシピはもちろん、にゅう麺など温かいメニューでも食感が失われず、おすすめです。

煮崩れることがないので、煮込みうどんや焼うどんなど、煮込んだり焼いたりするメニューにもぴったり。５段熟成から生じる弾力のある食感、しっかりとした歯ごたえと存在感。つるつるとしたのど越しは、太めんならでは。４日間かけて作り上げる手延べ製法は、稲庭うどんと同様です。麺の内部に気泡があるため、太めんでも茹で時間が短いのは長所の一つ。”稲庭”というと細い麺の印象が強いかもしれませんが、負けないおいしさです。ぜひお試しください。

稲庭うどん独特ののどごしのよさと、コシの強さに”しっとり”とした食感が加わった自慢の逸品です。稲庭うどんはもともと干しうどんですが、お客様からのご要望もあり、当店では「半生うどん」の研究を行いました。通常、乾燥途中の「半生」状態で商品化すると保存期間が短くなってしまいます。だからと言って、添加物などを使っては、当店の風味が守れません。そこで、小麦粉・湧き水・塩だけで作るという当店の方針を守りつつ、「半生うどん」を実現する方法として、製造工程５日目に完全に乾燥させた後、麺を長時間加湿して半生に戻す技術（完全戻し麺）を開発しました。稲庭うどん独特ののどごしのよさと、コシの強さはそのまま、半生にしたことでしっとり・モチモチとした食感が加わりました。なおかつ、添加物なしで、賞味期限は90日間。また、お好みの長さに切って召し上がれるのもうれしいところ。おかげさまで、この商品は、秋田県特産品開発コンクールで「優良賞」を受賞しました。

稲庭うどんを細かく砕いて作った麺がゆは、プリプリとした食感。お好みのスープの中に入れれば、サラサラと召し上がれる新感覚の食材です。マカロニの代用としてグラタンやサラダにも。小さいひと口で食べられるので、介護職や離乳食メニューにもぴったりです。温かいメニューはもちろん、夏場は冷たいお茶漬け風にしてもおいしい一品に。食欲のない時にも最適。いつもの献立の目先を変える食材として、常備におすすめです。

稲庭うどんを細かく砕き、フリーズドライのおかゆにしました。卵スープ仕立ての優しい味わい。お湯を注いで2秒で召し上がれる手軽さです。お料理する時間や元気のないときにあると嬉しいひと品。ガツンと食べたいときには、焼き餅などを加えてボリュームアップ。軽いので、防災リュックに入れたり、お弁当に添えても。